BELLFLOWER

ひたすら優しい日々を

人生にロマンチックな魔法をかける「赤毛のアン」を語ろう!

 

こんにちは、Emiです。

 

 

4月からNHKで赤毛のアンが

アニメ化されたのをきっかけに

再び原作が読みたくなってしまい

毎日アンシリーズを読んでおります!

 

 

原作ファンの私としては

アニメで原作の魅力が伝わるのか?

と斜に構えてアニメを見たのですが

 

 

モンゴメリ作品の特徴である

プリンスエドワード島の美しい

自然の描写がアニメでもバッチリ

表現されてるのが嬉しかったです!

 

 

モンゴメリが表現する自然描写が

とても詩的でロマンチックなので

私は大好きなのですが

 

 

現実を忘れるほどの自然の美しさも

アニメでは表現されてると思います。

 

 

アンの夢見るような瞳とみなぎる生命力

マシューのアンに向けられた温かい眼差し

感情を見せないマリラのアンへの愛情も

アニメでもばっちり味わえました!

 

 

原作の1巻「赤毛のアン」は特に

アンが無邪気な夢見る少女ですので

 

 

まだ世界が美しく、夢見る余地があった

幼い頃の純粋な自分を思い出してしまい

どうしても涙が出てしまいます。

 

 

いつの間にか大人になってしまい

私の人生に素敵なことなんか起こらないと

色褪せた世界の住人になってしまいました。

 

 

毎日が平凡で退屈で

何も素敵なことが起こらない...

 

 

希望を抱いて生きてたあの頃は

胸がときめき、日々に喜びを感じ

日常に夢と魔法と遊び心がありました。

 

 

蟻やダンゴムシは私の友人で

草も木も花も山も私のそばにいて

夏休みもクリスマスも誕生日も全て

心躍らせる素晴らしい出来事でした。

 

 

そんな「素敵な気持ち」というのを

どこかに忘れてきてしまった大人に

アンの世界は希望を見せてくれます。

 

 

本を読んでいるうちに

私の世界は色褪せてると思ってたけど

本当はもっと素敵でロマンチックな場所

なのかもしれない... と思えてくるんです。

 

 

見るのをやめた「美しい夢」を

もう一度見たっていいじゃないかと。

 

 

アンの目を通してみると

何でもない日常がキラキラと

宝石のように輝きはじめます。

 

 

私も見落としていた「美しさ」

を最近は探すようになりました。

 

 

アンに登場する人物は

うわさ好きのお節介おばさんとか

癇癪持ちのクセありおじさんとか

 

 

近所にいたら厄介な人物でさえ

どこか愛嬌があり愛さずにはいられません。

 

 

全てを愛するように仕向けられた

不思議な魅力のある物語ですね。

 

 

 

 

原作シリーズは夢見る少女アンが

結婚して子供を持つまで描かれており

夢の住人のアンが大人になっていく

寂しさも感じられて私は好きです。

 

 

1巻がやはり一番人気かもしれませんが

2巻でギルバートとの関係が少し変化し

3巻で彼への愛にようやく気づくアンに

とてもドキドキさせられます。

 

 

3巻の最後にヘスター・グレイの庭で

ギルバートの愛にようやく応えるシーンは

甘美すぎて何度も読み直したほどです。笑

 

 

アンのことを子供の時から想い続け

彼女の世界を理解できる最高の友人であり

ライバルでもある最高のパートナーの彼は

 

 

実は背が高くて、モテモテのイケメンで

頭が良くてお医者さんになるという...

少女漫画の王道キャラなのですが!笑

 

 

モンゴメリの手に掛かれば

ハイスペ男子みたいな薄っぺらい印象ではなく

 

 

紳士的で知的なのにユーモアもある誠実な男性

として古風で品のある描かれ方をしてます!

 

 

アンの髪から落ちた一輪の薔薇を

ギルバートがこっそり自分の胸ポケット

にしまうシーンなんか古風で良きです♡

 

 

村岡花子さんの翻訳のおかげなのか

古風な言い回しや品のある言葉づかいも

とてもロマンチックで心が潤いますね!

 

 

いたずらっぽい目をした少年とか

まるぽちゃの赤ら顔のフランス娘とか

もう心をくすぐられてしまいます。

 

 

最終巻の「アンの娘リラ」には

アンはほとんど登場しませんが

 

 

星のように輝いていたアンの瞳に

陰りが見えるというシーンがあります。

 

 

希望と夢に胸をときめかせていた少女が

色んな経験をして大人になった姿がそこにはあり

この本はやっぱり子供向けじゃないと感じました。

 

 

喜びが大きい分、悲しみも大きく感じると

マリラは幼いアンのことを案じていましたが

 

 

期待と失望を繰り返し味わううちに

いつの間にか「何も感じない」大人になる

そのことをモンゴメリは知ってたのでしょう。

 

 

だからこそ、彼女の作る物語には

凍りついた心を溶かす魔法がかけてあり

失われた喜びが息を吹き返すのです。

 

 

恋することを忘れたハートが動き出し

素敵な夢を描くトキメキを思い出させます。

 

 

平凡な日常の中にある「美しさ」

それを探す日々はきっと幸せでしょう。

 

 

ちなみに赤毛のアンが好きな方は

モンゴメリの「青い城」もオススメ!

 

 

モンゴメリ作品は色々読みましたが

お気に入りはアンシリーズと青い城です。

 

 

青い城も自然描写が詩的で美しく

ロマンチックなストーリー展開に

胸がときめくこと間違いなしです!

 

 

モンゴメリ作品の定番!?

いたずらな目の紳士的な男性

バーニィ・スネイスもギルバートに

負けず劣らず魅力的なのもいいですね。

 

 

主人公のヴァランシーはアンとは違い

抑圧的な生き方をしてきた人物ですが

そんな彼女が自分を解放していく姿に

こちらまで清々しい気持ちになります。

 

 

 

 

モンゴメリの紡ぐ美しい文章と物語は

いつでも人生に希望と喜びを呼び戻し

素敵な気持ちを味わわせてくれるのです。

 

 

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