どんどん自由になっていく

Emiです。カウンセリングしたり、絵描いたり、のんびりしてるよ。

10年間続けた日本舞踊をやめたら、何者でもなくなってしまった

日本舞踊をやめて何者でもなくなった女性のイラスト

 

昨日10年間続けた

日本舞踊を辞めました。

 

宮崎から熊本まで

往復3時間の道のりを

月に3回通っていました。

 

仕事をしながらだったので

体力がかなり削られましたが

それが気にならないくらい

日舞は私の一部になってました。

 

20代の頃にはじめたのですが

当時、洋楽しか聴いていなかった

厨二病みたいな私にとって

 

演歌とか着物とか扇子とか

" THE 和 " の渋いラインナップが

逆に刺激的でハマりました。

 

「私が演歌とか

 逆におもしれーじゃん!」

 

外側から見たときに

自分が面白い人間に見えるか?

という発想がもう厨二病ですが

そんな邪な気持ちもありました。

 

おもしれー女(少女漫画風に)

になりたかったのです...

 

そんな偽おもしれー女なりに

日本舞踊の世界を満喫して

 

ついに出演料まで頂いて

お祭りなどに呼ばれた時は

本当に嬉しかったです。

 

好きな踊りで

お金が貰えるなんて....!

と小躍りしました。

 

たまにチヤホヤされるので

自尊心も満たされました。

 

舞台で別人になることや

大勢の人たちの前で踊ること

 

その全てが非日常で刺激的で

私を開放してくれる感じがして

その生活を気に入っていました。

 

それが数年前くらいから

少し重さを感じるようになり

 

日本舞踊続けるの

もういいかもしれない...

と思いはじめたんですね。

 

きっかけは体調不良の悪化でしたが

憧れの先生を目指すことに

魅力を感じなくなったことや

 

非日常という刺激を

もう欲していない自分になった

というのもあると思います。

 

「飽きた」という一言では

どうも片付けられない気がするのです。

 

今までの自分は

先生は絶対に越えられない

憧れの存在として

遥か頭上に君臨していたし

 

舞台は自分を開放する場であり

非日常をもたらしてくれるものでした。

 

だけどいつからか

先生と私は別の人間なのだから

同じになろうとしなくていいと思え

 

非日常に逃避しないと

やっていけないほどの現実は

もうなくなってしまいました。

 

それでも長年握ってきた

日本舞踊というアイデンティティ

を手放してしまうのが惜しくて

 

辞める辞める詐欺をしながら

2年くらい頑張ってきたのです。

 

それは好きだから続けたというより

自分の居場所を失う怖さや

私の活躍する場がなくなってしまう恐れ

に突き動かされていたからでした。

 

日本舞踊という

ようやく手に入れた

おもしれー女 ←自分が勝手に思ってるだけ

というアイデンティティを手放したら

 

私はもう何者でもなくなってしまう。

 

趣味もない、特技もない

自慢できるものが何一つない

おもしろくねー女になってしまう!

 

そんなアイデンティティの崩壊

を感じましたよね。

 

私、もう何にもないじゃん...

 

もう何者でもないじゃん...

 

いやいや!

 

そもそも

最初から何も持ってなかったし

 

そもそも

何者でもなかったんだけどさ...

 

なんて思いながら

ゼロになった恐怖もあるんだけど

ゼロになった心地よさも感じつつ

 

失ったアイデンティティ

という空いたスペースに

風がす〜っと吹き抜けています。

 

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